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「弱者は弱者なりの力で生きて行け」

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「弱者は弱者なりの力で生きて行け」

「弱者は弱者なりの力で生きて行け」
生きていくのは大変な事なんだ!

この事を子供達には伝えたい。
空手を通じて。

「心・技・体」という言葉がある。

心を磨き、技を極め、体を鍛える。
武道でよく使われる言葉であるが、近年では他のスポーツでも使われるようになった。
意味合いは諸説ありますが、語源として一番古く有力なのは明治44年に出版された古木源之助著 『 柔術独習書 』 の中の記載では無いかと思われます。
ここに記載されている事は、

・精神の修養  ・・・ 「心」
・勝負術の鍛錬 ・・・ 「技」
・身体の発育  ・・・ 「体」

私の知る限りでは、これが語源となっていると思われます。

「心」・・・・精神力を磨くこと。
何事にもチャレンジする行動力。そしてそこには失敗が付き物です。しかし、その失敗を通じて精神力が養われていくものだと思います。
誰にでも「修羅場」はあると思います。この「修羅場」を乗り越える事が精神力、メンタリティ向上につながるはずです。

「技」・・・・技術を磨くには「情熱」が無いと磨かれません。
何でもやらされているウチは能力のアップは無いと思われます。
自ら「考える力」「研究心」が絶対に必要です。仕事でも同じです。
もっと簡単に例えると「向上心」があるか無いです。
「向上したいという情熱」があれば、研究心が生まれ、自分なりに技術アップに繋がります。

「体」・・・・ここぞという時の踏ん張りを効かすためには、やはり体力が必要です。
体力と聞くと、単にスタミナがある、体が大きい、運動能力が高い・・・などと、生まれながらにしての資質の部分に焦点を当てがちです。
ここでは視点を変えて考えてみると、
結果を残すには「練習量が多い」事も重要なファクターではありますが、それに加え「練習の質」が大事になります。
「練習の質」を上げるには「取り組み方の姿勢」が重要だと考えます。
このように、「体」を作るためには、「心」「技」が必要である。

良い事も悪い事でも、何事も結果だけを見て判断するのではなく、プロセスを大事にしたいものである。
これは、一般道場生においても同じで、ビジネスにも通じる。
この「心・技・体」を使って、弱いなら弱いで開き直って生きていくしかない。

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