空手の稽古に限らず、社会生活の中で、
「自信」を付ける事は凄く重要な事だと考えます。
勇気を持って新しい物事に挑戦したり、物事の継続が出来る「心」の土台となるのが「自信」であるとも言えます。
「極真空手 神楽坂道場」では日々の空手の稽古の中から、いかに子供たちが自信を付けて次のステップに進めるかを大事に指導しています。
新しい事にチャレンジするとき、最初から自信がある人っていませんよね?
例えば、新しい学校や幼稚園に行く時など、大人でも初めての職場に行く時や、初めて会う人等がいる環境に行く時は不安があります。
不安があると、
わからないことがあっても質問できない。
伝えたいことがあっても、言い出せない。
自分の考えを堂々と口に出せない。など本来の自分を出せない事に悔しい思いをする事もしばしばです。
でも、過去に経験がある事を行う際は不安も少なく、ストレスも少なく始めることができますよね?
これは経験によって、小さな成功体験を積み重ね、無意識にでも「自分は出来る」という自信を持つ事が出来たからだと思います。
そこで、子供に自信を持たせて上げるにはどの様にすれば良いかを考えます。
「自信を持て」
と言って自信がつくなら、こんな簡単な事はありません。子供に自信を持たせる為には、どんな些細な事でも良いので、「経験させて、褒めてあげる」事です。
このように聞くと月並みな話じゃなないか?と感じますが、この小さな声かけの繰り返しこそが、療育にも大事だと思います。
しかし、ただ褒めるだけではダメです。
「前回はここを褒めたから、次はここを褒めてあげよう」
と、大人が声かけをして、しっかりと子供を観察してあげる事で、子供も自分を気にかけてくれている事に、「心の充足感」と「自分の存在感」を満たされ、「やれば出来る」という小さな自信につがって行きます。
最初は失敗だらけなのは百も承知です。
しかし、それが、努力すれば上手になると確信に変わってくると子供等はイキイキとしてくるはずです。